会長挨拶

公益社団法人 安房医師会

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会長挨拶

2026/09/03(木)

医療を通じて安房地域の未来を支える

安房医師会 会長 小林 剛

このたび、安房医師会会長に就任いたしました。長年にわたり安房地域の医療を支えてこられた歴代会長、諸先輩方に深く敬意を表するとともに、その責任の重さを強く感じております。
安房地域は、豊かな自然や観光資源に恵まれた魅力ある地域である一方、人口減少と高齢化が急速に進んでいます。館山市、鴨川市、南房総市、鋸南町の人口は、令和7年国勢調査速報値で合計約10万8千人となり、令和2年から約1割減少しました。高齢化率も県内で特に高く、医療を必要とする方の疾病や生活背景は、今後さらに複雑になることが予想されます。
また、安房地域は広い面積を有し、山間部や半島部も多いことから、医療機関があるだけでなく、必要なときに必要な医療へ到達できる体制を維持することが重要です。救急医療、外来医療、慢性期医療、在宅医療、介護などを地域全体で結び、切れ目のない医療提供体制を構築していかなければなりません。

医療は、地域の重要な社会基盤です。

安房医師会は、住民の皆様が安心して暮らせる医療環境を守ることはもちろん、今こそ若い世代の流出抑止や移住・定住の促進といった地域社会の課題解決にも寄与すべき時であると考えています。
若い世代が安心して子どもを産み育て、働き続けるためには、小児医療、救急医療、学校保健、予防接種などの充実が欠かせません。また、移住を検討する方にとっても、病気になったときや年齢を重ねたときに安心して医療を受けられることは、地域を選ぶうえでの重要な条件となります。
今後は、病院と診療所、医療と介護、行政、消防、関係団体との連携をさらに強化し、救急・災害医療、在宅医療、多職種連携を推進してまいります。併せて、若い医師や医療従事者が安房地域で学び、働き、将来にわたり地域医療を担いたいと思える環境づくりにも取り組みます。
医療を守ることは、暮らしを守ることです。そして、暮らしを守ることは、安房地域の未来を守ることにつながります。
これまで築かれてきた医療機関相互の信頼を大切にし、より強固な医療連携によって安房地域の充実した医療を構築するとともに、地域の活性化に貢献してまいります。
今後とも、安房医師会の活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。